子供の頃、まだ祖父が生きていたとき、 夜中に祖父が亡くなり地獄を味わう様を夢で見て 魘され起き母親に泣き縋ったことがある 人の死、自分の死を理解できる生命は 人間以外にはいないらしい 人以外の命は数分先、数時間先、何年もの先を予測・推測する 機能が備わっていないそうで、 人が死を恐れるのは何十年も先を理解できるからだそうな (チンパンジーなどは子供の不慮の死が理解できないらしい) 少なくとも何億年も続いてきた命の連鎖 魂の存在を否定できない理由がありそうな気がする 生命現象とは別の次元で、 共有したり、伝播したり、蓄積される現象があってほしいと思う というよりは、在ってよいのではないか?と考える それが魂だと呼ばれるようなものだったりするのかなぁ、、って 例え人の知性がどこかに流れ着くことがない 泡のような存在だとしても 遺伝子に乗せた自分の分身が 必ず同じ想いと思考で永久に近い時間を旅してくれると 思う そう願う 祖父を知っている私がいる 曾祖母を知っている私がいる 父と母から創造され 命として足掻く私がいる 遥か未来を紡ぐ 私達がいる
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