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伝えること、生きること

ふと、思う。
今すぐ転生できるなら 何の痛みも伴わず生まれ変われるなら
この目の前の電柱か楠木にでもなりたいな、と。

いつかは撤去されて 土くれになっていく
それはヒトであっても一緒だし どうせなら毎日通り過ぎる人々と
大切な君が何も知らず 生まれ変わった僕と知らずに 近くにいる
そんなモノであれたら素敵だなぁ 嬉しいね

はて、思う。
今すぐ転生してしまったら 無痛の変わりにヒトであることを失うのだから
認識も記憶も存在も失うことになるのかな、と。

いつかは死に果て 土くれとなっていく
それは全てのモノに通じている どうせなら苦楽を味わい人と関わり
大切な君に何もせず 無関係でいるよりは、折り重なる山野の落ち葉のように
柔らかさと確たる重みを持ち合わせたら 何かが君に伝わるだろう

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