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座席と私

緊張を伴う助手席
右を向く理由を探して
長い長い旅に出ているなんて
左手に摘まれた小さなマスコットしか知らない


2人には壁紙にさかならない外の景色
雨か……嵐だわ…
隣合える素敵な理由
例え触れ合っていなくとも
同じ何かを共有しているの
気が利かない音楽、仄かな香りが優しく流れる車内と鼻腔、早いのか遅いのかわからない流れ去る景色、忘れられるだろう今日の記憶


移ろいゆくものに
私たちは乗っている
きっと次の瞬間に
真っ二つに引き裂かれたり
どちらかが消え去るなんて珍しくもない
そんな世の中、
明日には大切な貴方をいなかったことにするなんて些事にもならないわ

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